ラストダンスは私に

母の介護日記です

令和初日

元号が令和に変わった日。

朝起きて、母に食事を食べさせて、薬を飲ませる。ゴミ出しをしたところで、午前10時。そこへ注文していたポータブルトイレの納入。納品書に「令和元年」と記入する。

ポータブルトイレをベッドサイドに置いて、自分の朝食にしようと豆乳バナナジュースを作って1口飲み始めたところで玄関チャイムが鳴る。葛飾に住む母の妹が夫婦でお見舞いに来てくれて、立派なイチゴとびわをお土産にもらう。

そこへまた玄関のチャイムが鳴って、訪問診療の先生が来る。母のところへ通すとすぐに、また玄関チャイム。夜勤明けの弟がやって来た。一瞬、うちの中がすごい人口密度。弟が話好きのおじさんをゴルフの話題で盛り上げてくれた。すごく助かった。先生から新しい薬の処方箋をもらう。

おばさん夫妻と弟が帰ったあと、入浴の介護サービス。シャンプーもベッドの上でしてくれた。すごい手際の良さに感心。

そのあとケアマネさんとケアプランについての打ち合わせ。その最中に電話のベルがなる。群馬の母の親戚から電話がかかってきて、「あとでかけなおします」と伝える。

ケアマネさんが帰ったあと、母に食事と薬を飲ませる。

私自身は今日まだ果物しか食べてないことに気づいて、食事を作りかけたところで、ああそうだ先生からもらった処方箋を持って薬局に行かなければと思い、買い物に出ようとして、ふと見ると点滴が終わっていたので、まず点滴をはずす。そうだ、親戚に電話かけ直すんだったと思うも、薬局が6時に閉まるので、取り急ぎ雨の中、外出。駅前のドラッグストアで薬と紙おむつ買って家に帰ってきて、午後6時。群馬の親戚に電話をかけてから、母に食事と薬。もらったイチゴと豆乳で、母にイチゴミルクを作る。いつもよりたくさん食べてくれたけど、それでもスプーン5杯くらい。

それから、ようやっと自分の食事。皇室関連の番組を見ながら。

そのあとコーヒを入れて、ブログ書き始めたら、なんか疲れてる自分に気がついて横になる。ちょっとだけ寝て目が覚めたら、母に薬を飲ませる時間。眠っている母を起こすのに30分かかり、嫌がる母に痛み止めの錠剤ひとつ飲ませるのに1時間かかった。そのあとオムツ変えたり、なんだかんだで2時間経過。ふう、疲れた。

令和最初の日。もし街頭インタビューで「あなたはどんなふうに過ごしましたか」と聞かれたら、「忙しかった」と答えるでしょう。

今日は特別忙しかったけど、それにしても人の手を借りることの大切さを実感する。